IPO日記

IPO(新規株式公開)に関する事柄について、関係イベントについて、日々感じること、思うことを書き連ねていきます
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    東北にプロ経営者育成機関設置は急務

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      インデペンデンツクラブ東北参加

       

      十月六日午後、会場は東北大学理学部青葉サイエンスホールで、国立大学法人東北大学、特定非営利活動法人インデペンデンツクラブの共同主催により、「インデペンデンツクラブ東北」が開催された。インデペンデンツクラブという組織は、有望なベンチャービジネスを発掘し、上場企業にまで育成していこうという特定非営利活動法人である。大学教授や弁護士、特許関係者、ベンチャーキャピタル、種々のコンサルタントなどが、そうした任務を担おうと、全国でベンチャービジネスと交流し、時には厳しいアドバイスも行う組織である。筆者はインデペンデンツクラブの会員であり、普段は東京丸の内の定例会に参加しているが、どうしてもこの東北開催に参加したくてずっと機会をうかがっていて、ようやく実現した。目的は、口開けのパネルディスカッションテーマにもあるように「大学発ベンチャーと地域創生」の現況確認であり、東北復興のために東北大学がどういう役割を担うのか、あるいは今後担えるのかを確認するためだった。

       

      インデペンデンツクラブ東北の印象

       

      会場探しの際、まずは東北大学の青葉キャンパスの広さに度肝を抜かれた。あまりにも広すぎて、案内看板を見ながら会場を探したが迷い、再度場所を確認しに戻ったほどだった。しかもまだキャンパスの増築中で、東北最大の研究拠点であると納得した。それとともに、どんなベンチャービジネスが存在して、当日はどんなプレゼンがあるのかワクワクした。また、参加者の多くが東北大学の関係者と聞いており、第一印象でそうした雰囲気を感じた。その点で、いつも参加している丸の内の参加者とは大分異なり、研究者かつ起業家、もしくは起業志望者が多い印象であった。東北大学は、創立当初から実学を標榜しており、当日のプレゼンターも、ものづくり企業が並んでいた。丸の内での定例会参加者にはIT系が多いが、大分異なっていた。

       

      でも、なぜ東北には上場企業が少ないのか?

       

      小生が発行しているボランティア新聞【東北復興】第五十七号の一面でも取り上げたが、東北には上場企業が非常に少ない。人口十万人あたりの上場企業の都道府県ランキングをみると、四十位台が三県、三十位台が二県、宮城県は東北六県中最も上位ではあるが、それでもやっと二十六位という状況である。地方だから低いというわけでもなく、北陸三県はトップ10入りしている。前記のように、広大なキャンパスを持ち、実学中心で、ものづくり志向ならば、東北大学、もしくは大学関係者が、ものづくりベンチャー企業のいくつかを新規上場させても何の不思議もないが、実情はそうなっていない。この点も、今回の参加で明らかにしたかった点のひとつであった。

       

      研究か?経営か?

       

      三人のベンチャー企業経営者のプレゼンを聞き、コメンテーターの評価も聞いて、妙に納得した点がある。それは、やはりバリバリの研究者は経営者にはなれないという点である。思考、発想、目的などが百八十度異なるのであり、両方を満足させるようなスーパーマンはいないのだ。結局のところ、経営者は企業外から連れて来なければならない。役割を完全に分離し、プロ経営者を別に学内で育成するか、またはスカウトしなければ、大学でいくら起業しても、永遠に研究者集団であり続ける可能性が高いと言える。その結果、東北には新たな雇用も産まないし、経済効果は期待薄となり、結果、東北復興の担い手には役不足となるのである。

       

      IPOプロフェッショナル育成を訴える

       

      交流会に移り、そうした筆者の考え方を何人かに訴えた。研究者以外の経済人には理解してもらえたが、研究者には理解してもらえなかったようだ。交流会も終わりに近づいたとき、ある団体理事と話す機会があって、経営プロを育成すべしとの筆者の話に興味を持ったようだ。

       

      古い知人にも会えた

       

      実は、このイベントに参加したもうひとつの目的があった。昔、筆者が新規上場遂行で悩んでいたときにアドバイスもらったベンチャーキャピタリストに会えるかもしれないということだった。案の定、会場に来ていた。すぐさま会いに行き、近況を話した。 そうすると意外な話があった。ライフワークとした東北大学発ベンチャー育成はうまくいかなかったというのである。やはり、前記の「課題」が主要な原因を形成しているようだ。東北大学に限らず、東北に、プロ経営者育成機関設置が急務であると感じた。

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