IPO日記

IPO(新規株式公開)に関する事柄について、関係イベントについて、日々感じること、思うことを書き連ねていきます
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米国ナスダック市場へのダイレクトIPO

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    近年の日本のVBが目指す一番のIPO市場は、東証マザーズですが、どうもここもIPOのための膨大な資料提出が求められているようです。ジャスダックももちろん同様です。30年以上前のVBブームの頃にもIPO申請のための資料提出はありましたが、最近の膨大な資料に比べればかなり少なかったように記憶しています。そうなった理由はIPO企業の数々の不祥事ですが、それを防止しようとの目的で膨大な資料を要求するということのようです。しかし、このことがVBがIPOをためらう理由のひとつになっているとも思われます。上場済みの大企業とこれからIPOしようというVBに同レベルの資料提出を求め、資料だけでなく、他の規制もかぶせていくというのならば、新興市場の意味はなくなると思うのです。また、膨大な資料を提出しても不祥事はなくならないし、逆に、そうしたことに要するエネルギーが、VB本来の前進力を削ぐことになっているだろうと推察いたします。米国のナスダック市場へのIPOでは、一説では東証マザーズの1/3の資料で済んだという話もあります。資料も少なく、規制も少なく、IPOでの資金調達も米国の方が規模が大きいというのならば、選択肢は目に見えています。こうしたところにも、日本の社会からベンチャー精神がどんどん希薄になってきている証左を見つけてしまうのはまことに悲しいことです。

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    CFOの育成について考える

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      昨日(11/1)の日経新聞に「CFOを育てる条件」という首都大学東京の松田千恵子教授のコラムがありました。読んでいて賛同する部分が多かったので、一部抜粋して掲載します。

       

      「・・・(略)・・・もちろん知識は必要だが、それ以上に重要なのは経営センスである。事業の将来を考え、相反する利害のバランスを見極めて決定する力といってもよい。言うのは簡単だが、これは実際に場数を踏まなければ身に付かない。様々な立場に置かれなければ見えてこない。小さくてもよいから経営を実地体験できる場があること・・・(略)・・・」


      「実際に場数を踏まなければ身に付かず、様々な立場に置かれなければ見えてこないもの」を座学で教えることはむずかしい。では、いきなり知識なしに実践に踏み込めばよいのかといえば、そんなことをしたら多くの関係者を混乱に巻き込み、自身も傷つくのがおちです。ですから私は「IPOマスタースクール」というところで、実践に近い授業を展開しようと思った次第です。IPOと銘打ったのが誤解を産むのかもしれませんが、IPOやM&A、またCFOといい、みな同じ路線上に並んでいる経営の事柄だと考えます。大上段に振りかぶって言わせていただければ、日本の今後の経済を大きく構造改革していくためには、「経営者の実践的育成」は避けて通れない部分であると考えています。企業の数だけ、経営スタイルがあります。それをひとつの経営理論で理解し、その経営理論ですべての実践を押し切るなど、暴挙といっても過言ではないと思います。すべては、基本と応用の組み合わせとシミュレーション能力、そして道を間違った場合に引き返す能力だと思うのです。

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      私のキャリアPR

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        少し前になりますが、10/4(水)の日経新聞朝刊の経済欄に、中小型の日本株で、時価総額の増加率の大きな銘柄一覧が出ておりました。そのトップに、不詳私が昨年までCFOとして在籍していた企業が掲載されておりました。2位には有名な「ミクシィ」を従えての、堂々の1位で、時価総額の増加率19.9倍、時価総額285億円のトリケミカル研究所です。どこを起点に算出したのか不明ですが、トップに位置付けられたのはとても誇らしい気持ちです。この記事は、今後の私のコンサル人生においても、なにがしか寄与してくれることでしょう。

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        東北にプロ経営者育成機関設置は急務

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          インデペンデンツクラブ東北参加

           

          十月六日午後、会場は東北大学理学部青葉サイエンスホールで、国立大学法人東北大学、特定非営利活動法人インデペンデンツクラブの共同主催により、「インデペンデンツクラブ東北」が開催された。インデペンデンツクラブという組織は、有望なベンチャービジネスを発掘し、上場企業にまで育成していこうという特定非営利活動法人である。大学教授や弁護士、特許関係者、ベンチャーキャピタル、種々のコンサルタントなどが、そうした任務を担おうと、全国でベンチャービジネスと交流し、時には厳しいアドバイスも行う組織である。筆者はインデペンデンツクラブの会員であり、普段は東京丸の内の定例会に参加しているが、どうしてもこの東北開催に参加したくてずっと機会をうかがっていて、ようやく実現した。目的は、口開けのパネルディスカッションテーマにもあるように「大学発ベンチャーと地域創生」の現況確認であり、東北復興のために東北大学がどういう役割を担うのか、あるいは今後担えるのかを確認するためだった。

           

          インデペンデンツクラブ東北の印象

           

          会場探しの際、まずは東北大学の青葉キャンパスの広さに度肝を抜かれた。あまりにも広すぎて、案内看板を見ながら会場を探したが迷い、再度場所を確認しに戻ったほどだった。しかもまだキャンパスの増築中で、東北最大の研究拠点であると納得した。それとともに、どんなベンチャービジネスが存在して、当日はどんなプレゼンがあるのかワクワクした。また、参加者の多くが東北大学の関係者と聞いており、第一印象でそうした雰囲気を感じた。その点で、いつも参加している丸の内の参加者とは大分異なり、研究者かつ起業家、もしくは起業志望者が多い印象であった。東北大学は、創立当初から実学を標榜しており、当日のプレゼンターも、ものづくり企業が並んでいた。丸の内での定例会参加者にはIT系が多いが、大分異なっていた。

           

          でも、なぜ東北には上場企業が少ないのか?

           

          小生が発行しているボランティア新聞【東北復興】第五十七号の一面でも取り上げたが、東北には上場企業が非常に少ない。人口十万人あたりの上場企業の都道府県ランキングをみると、四十位台が三県、三十位台が二県、宮城県は東北六県中最も上位ではあるが、それでもやっと二十六位という状況である。地方だから低いというわけでもなく、北陸三県はトップ10入りしている。前記のように、広大なキャンパスを持ち、実学中心で、ものづくり志向ならば、東北大学、もしくは大学関係者が、ものづくりベンチャー企業のいくつかを新規上場させても何の不思議もないが、実情はそうなっていない。この点も、今回の参加で明らかにしたかった点のひとつであった。

           

          研究か?経営か?

           

          三人のベンチャー企業経営者のプレゼンを聞き、コメンテーターの評価も聞いて、妙に納得した点がある。それは、やはりバリバリの研究者は経営者にはなれないという点である。思考、発想、目的などが百八十度異なるのであり、両方を満足させるようなスーパーマンはいないのだ。結局のところ、経営者は企業外から連れて来なければならない。役割を完全に分離し、プロ経営者を別に学内で育成するか、またはスカウトしなければ、大学でいくら起業しても、永遠に研究者集団であり続ける可能性が高いと言える。その結果、東北には新たな雇用も産まないし、経済効果は期待薄となり、結果、東北復興の担い手には役不足となるのである。

           

          IPOプロフェッショナル育成を訴える

           

          交流会に移り、そうした筆者の考え方を何人かに訴えた。研究者以外の経済人には理解してもらえたが、研究者には理解してもらえなかったようだ。交流会も終わりに近づいたとき、ある団体理事と話す機会があって、経営プロを育成すべしとの筆者の話に興味を持ったようだ。

           

          古い知人にも会えた

           

          実は、このイベントに参加したもうひとつの目的があった。昔、筆者が新規上場遂行で悩んでいたときにアドバイスもらったベンチャーキャピタリストに会えるかもしれないということだった。案の定、会場に来ていた。すぐさま会いに行き、近況を話した。 そうすると意外な話があった。ライフワークとした東北大学発ベンチャー育成はうまくいかなかったというのである。やはり、前記の「課題」が主要な原因を形成しているようだ。東北大学に限らず、東北に、プロ経営者育成機関設置が急務であると感じた。

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          私はマルチなターンアラウンダー

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            昨日、若手起業家と、IPO談義から始まり、奥深くも面白すぎる中小企業の経営に関して楽しい歓談の時間を過ごしました。私より30歳以上はお若いと感じましたが、迅速で正確なレスポンスがとても心地よかったです。おまけに、私がいままで悩んでいた「自分の職業名」についても的確なアドバイスをくれました。とてもありがたかった。いわく、「ターンアラウンド系」。そうか、IPOプロではなく、「ターンアラウンド系」。つまり、不振企業の再生がメインであり、その最終出口としてのIPOの2社成功であり、メインは企業の再生であったことに気づかせてくれました。何かと誤解の多い「IPOプロ」という肩書は奥に引っ込めて、今後は、中堅中小企業向けの「マルチ・ターンアラウンダー(MULTI‐TURNAROUNDER)」として生まれ変わりたいと思った次第です。ありがとうございましたK社長。

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            VBにとってIPOだけが出口ではないという説に潜む大きな問題がある

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              先日、VB(ベンチャービジネス)にとって、IPOだけが出口ではない、M&Aを視野に入れた戦略もあるというテーマの座談会を拝聴しました。お説ごもっともであり、IPOだけが出口ではないことは承知しております。米国では、VBのEXITとして、IPO2割、M&A8割という比率が現状で、対する日本は、IPO8割、M&A2割と真逆の状況があるという話も目新しい話ではありませんでした。私が注目したポイントは、日本でなぜIPOが伸びないかという点において、VC(ベンチャーキャピタル)が、VBにIPO前に出資する条件として「株の買戻し契約」を締結するということです。この契約について、以前にも耳にしておりましたが、どんどんエスカレートしている様子が感じられました。詳しい内容はここでは触れませんが、VCが出資金を回収するリスクヘッジとして、IPOできなかったときに、VB側に、出資金相当の金額をVCに支払うという条件です。私は、これがIPO不人気の理由の最大のものではないかと考えております。資金回収を図るのはもちろんですが、IPOができないときは契約解消で、出資金返済とは、本来の意味のVCとは言えないと思うのです。これでは返済期限付き借入と同じです。IPO市場の不活性化と上場企業数の伸び悩みはここにあるのではないでしょうか。

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              【IPOプロジェクトリーダー観】について思う

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                昨日、インデペンデントクラブで、この本の著者の経験談を聞く機会がありました。すでにこの本を購入して読んでいたので、余計に興味がありました。著者の3社の上場経験というのはなかなか貴重なものなので、自分の経験と照らし合わせてみたいと思って出かけました。結論から言えば、私のIPOプロジェクトリーダー観とは大分異なるものと感じました。入社して1年と少しで上場できたというのが少なくとも2社ありましたが、それではIPOプロジェクトリーダーの仕事の醍醐味は味わえないと思います。そんな短期間の関与では、上場のための書類作成と、IPO審査が大半であり、未上場企業が上場企業へと変身するプロセスに入り込み、それをリーダーとして誘導していくという醍醐味をほとんど味わえないと思います。言葉は少し悪いですが「お膳立て」が済んでからのIPOプロジェクトリーダーは、ある種のスペシャリストかも知れませんが、プロフェッショナルとしての位置づけはきびしいと思います。私が目指すIPOプロジェクトリーダーは、どんなに短くとも3年、IPOプロジェクトの立ち上げからリーダーとして関与し、業績作りにおいて、営業や製造とともに努力していき、外から評価されることなかった企業を、客観的な目で自社を見る視点を社内に醸成することだと思います。その結果としてのIPOであり、IPOはスタートでもあります。けっしてゴールではありません。

                 

                 

                 

                 

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                IPOコンサルタント事業に進出

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                  IPOマスタースクールで、「IPOマスター」の育成にも尽力してまいりますが、それと同時に、自らIPOコンサルタントとして、IPO挑戦企業のお手伝いもしていこうと決めました。その理由といたしましては、現時点で、あまりにも、IPOを精力的に推進できる人材が不足しているからです。証券関係者やVCの方々とお話しするたびに、どこかに良い人材はいないか、紹介して欲しいと言われます。IPOプロジェクトリーダーとして、少なくとも3年以上の関与があり、その間に、企業体質を変え、役職員を教育し、業績作りも行い、結果としてIPOにまで導いていける人材は思った以上に少ないのだとあらためて思いました。IPOとは、書類を作成することでもなく、証券会社や各株式市場の審査を通すことだけでもないのです。肝心なポイントは、未上場企業を、外から評価される会社にすることであり、その評価に耐えうる体質に転換することです。型通りにIPO企業として体裁を整えても、厳しい局面を迎えて、挫折するようでは、何のためのIPOか分かりません。そうしたIPOコンサルタントを目指してまいります。

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                  IPO 2017年1〜6月実績39社 高水準続く

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                    http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18425510T00C17A7DTA000/     IPO 2017年1〜6月実績39社と高水準が続いているようです。世界的にいろいろな事件があり、さまざまなリスクもあるなかでこうした実績が出たことは、引き続き金余り状況が続いている証でもあります。よほどのことが起きない限り、来年以降はさらに上昇することが見込めます。

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                    女性のIPOマスター創出について

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                      先日ある会合に出席したところ、女性の総合職が少ないし、ましてやそうした総合職女性のさらなるキャリアップはなかなかむずかしいという話を耳にしました。であれば、経理や総務などの管理系女性総合職のキャリアをさらに磨き、IPOマスターを目指すのはどうかと思った次第です。IPOマスター人材は、どこでも不足しています。現在は、女性のIPOマスターは少ないと思われます。とてもやりがいのある仕事だと思います。昨今は、女性経営者も増えてきましたので、そうした女性経営者が運営して、IPOを目指す企業があるならば、女性のIPOマスターの方が有利な面もあるのではないかと思いました。来たれ、女性IPOマスター志望者!

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